2026.07.21
「塗装職人の収入は、何で決まり、どう上がっていくのか」。求人票の金額だけを見比べても、実はこの問いには答えられません。職人の収入は給与の仕組み×技能×役割の掛け算で決まるからです。この記事では、塗装職人の収入構造とキャリアの階段、そして求人票で本当に見るべきポイントを解説します。
職人の給与形態は大きく2つ — 日給月給制と月給制
塗装職人の給与形態は、大きく分けて2つあります。
- 日給月給制 — 「日給×働いた日数」で月の給与が決まる方式。建設業界で伝統的に多い形態ですが、雨で現場が止まれば収入が減るのが弱点です。塗装は天候の影響を受けやすい仕事のため、この差は年間で見ると小さくありません
- 月給制 — 天候や現場の谷間に左右されず、毎月固定の給与が支払われる方式。収入の見通しが立ちやすく、住宅ローンや家族の生活設計を考える職人に選ばれやすい形態です
求人票の金額が同じでも、日給月給か月給制かで「安定して受け取れる収入」は変わります。まず確認すべきはここです。
収入が上がる3つの階段
1. 技能 — 見習いから一人前へ
入職直後は養生・掃除・道具の準備から始まり、下塗り・中塗り・上塗りと任される工程が増えていきます。一人で現場の仕上げを任せられる「一人前」になることが、最初の収入アップの節目です。
2. 資格 — 技能を客観的に証明する
国家検定の塗装技能士(1級・2級)や、足場の組立て等の技能講習・有機溶剤などの各種資格は、技能の客観的な証明になります。資格手当を設ける会社も多く、取得支援制度の有無は求人選びの比較ポイントです。
3. 役割 — 職長・班長として現場を束ねる
自分が塗るだけでなく、後輩を教え、現場全体の品質と段取りに責任を持つ職長(班長)へ。さらにその先には、施工管理へ進む道や、独立して親方になる道もあります。役割が広がるほど、収入の天井も上がっていきます。
「独立すれば稼げる」は半分ほんと、半分うそ
職人の世界では「独立して一人親方になれば収入が上がる」と言われます。単価だけ見ればそのとおりですが、独立後は仕事の受注・道具や材料の負担・保険・現場が空く期間のリスクをすべて自分で背負うことになります。
会社員職人のまま職長・施工管理へ進むか、独立するか——どちらが正解ということはありません。大切なのは、両方の道が選べる場所で技能を磨くことです。
求人票で本当に見るべき5つのポイント
- 給与形態 — 日給月給か月給制か(雨の日の収入はどうなるか)
- 社会保険 — 雇用・労災・健康保険・厚生年金に会社として加入しているか
- 資格取得支援 — 塗装技能士などの取得費用・手当の制度があるか
- 教育の仕組み — 見習い期間に何をどの順で教わるのかが言語化されているか
- キャリアの選択肢 — 職長・施工管理など、塗る以外の道が社内にあるか
マルセイテックの職人採用 — 地元・神奈川で技能を磨く
神奈川県大和市・藤沢市の外装リフォーム専門店「ガイソー大和店・藤沢店」を運営するマルセイテックは、GAISOグループ施工実績29,000件突破・Google口コミ4.7〜4.8の地域密着店です。未経験の見習いからのスタートも歓迎しており、仕事内容や育成の流れは 未経験から塗装職人になるには、資格については 塗装職人が取れる資格まとめ で詳しく紹介しています。募集条件の詳細は職人採用ページをご覧ください。
よくある質問
Q. 未経験の見習いでも収入を上げていけますか?
上げていけます。任される工程が増える(技能)→資格を取る→現場を束ねる(役割)の3段階が職人の収入の上がり方です。最初の数年は技能の習得に集中できる環境、つまり教育の仕組みがある会社を選ぶことが結果的に近道になります。
Q. 日給月給制と月給制、どちらがいいのですか?
収入の安定性を重視するなら月給制が有利です。塗装は天候に左右される仕事のため、日給月給制では雨の多い月に収入が下がります。求人票では金額だけでなく給与形態を必ず確認してください。
Q. 塗装職人から別の仕事に進む道はありますか?
あります。代表的なのは現場を管理する施工管理へのステップアップで、現場経験がそのまま強みになります。ほかにも班長・工事責任者として現場を束ねる道や、独立して親方になる道があります。
まとめ — 収入は「金額」ではなく「仕組み」で選ぶ
塗装職人の収入は、給与形態・技能・資格・役割で決まります。求人票の数字だけで選ばず、収入が上がる仕組みと教育がある会社を選ぶこと。それが、10年後の収入を最も大きく変える選択です。キャリアの先にある施工管理への道は 職人から施工管理へ で詳しく解説しています。