設備・配管の一人親方の収入は、シンプルに日当×稼働日数で決まります。多くの職人が日当の高さに目を向けますが、実際に年収を左右するのは「現場が途切れないこと」のほうです。この記事では、設備職人の一人親方の日当相場と、収入を安定させるための元請け選びを解説します。

設備・配管一人親方の日当相場

設備・配管工事の一人親方の日当(常用単価)は、全国平均で2.3万円前後、首都圏では2.5万円程度までが一つの目安です。実際の単価は、次の要素で上下します。

  • 経験年数と技能 — 図面が読め、給排水・衛生・空調と対応範囲が広いほど高くなる
  • 保有資格 — 給水装置工事主任技術者、管工事施工管理技士などは単価交渉の材料になる
  • 工事の内容 — 新築の配管工事か、リフォームの改修工事かで手間が変わる
  • 取引の形態 — 元請けとの直接取引か、下請けの下請けか(後述)

マルセイテックの協力業者募集では、経験・工事内容に応じて日当20,000〜25,000円でお願いしています。詳細は設備工事職人の募集ページをご覧ください。

年収を決めるのは日当より「稼働日数」

日当25,000円でも月の稼働が15日なら37.5万円。日当22,000円でも月22日稼働なら48.4万円です。一人親方の年収の差は、単価の差よりも稼働の差で開きます

現場が空く原因の多くは、案件の入口を自分でコントロールできないことにあります。重層下請けの末端にいると、上位の受注状況次第で仕事が急に減り、単価も何層ものマージンを抜かれた後の金額になります。

仕事が途切れない元請けの3条件

一人親方が安定して稼ぐために、組む元請けは次の3つで見極めるのがおすすめです。

  1. 自社集客力があるか — 店舗・ショールーム・Webなど反響(問い合わせ)の入口を自前で持つ会社は、年間を通じて案件が発生します。営業を自分でやらなくても現場が入ってくる状態を作れるかが、一人親方にとって最大のポイントです
  2. 地域密着か — 現場が特定エリアに集中していれば移動時間が短く、実働効率が上がります。遠方の現場は日当が同じでも実質の手取り効率が下がります
  3. 工事の幅があるか — 水回りリフォーム・給湯器交換・外装工事など複数の工事を扱う会社なら、季節や需要の波を仕事の幅で吸収でき、現場が途切れにくくなります

協力業者として取引を始める前に整えておきたいこと

  • 一人親方労災保険(特別加入) — 現場入場の条件になることが多く、未加入だと請けられる現場が限られます
  • 請求・インボイスの体制 — 適格請求書発行事業者かどうかで元請けとの精算が変わるため、自分の登録状況を整理しておく
  • 保有資格の整理 — 給水装置工事主任技術者・排水設備工事責任技術者などは、面談時に確認されるのが一般的です
  • 対応範囲の明確化 — 「給排水はできるが空調はやらない」など、できる工事とできない工事を明確に伝えられると、ミスマッチのない案件が回ってきます

水回りリフォームの設備工事は何をやるのか — 工事別の特徴

「設備工事」とひとことで言っても、新築の配管とリフォームの改修では仕事の質がまったく違います。リフォーム会社の協力業者として実際に請けることになる工事の中身を整理しておきましょう。

キッチン交換に伴う設備工事

既存キッチンの撤去後、給水・給湯・排水の切り回しと新規キッチンへの接続を行います。壁付けから対面式へのレイアウト変更がある場合は床下配管の移設が発生し、手間も単価も上がります。食洗機・浄水器の分岐、ガスからIHへの切り替えに伴う工事が絡むことも多く、他職種(大工・電気)との取り合い調整がスムーズにできる職人は現場で重宝されます。

浴室(ユニットバス)交換に伴う設備工事

在来浴室からユニットバスへの入れ替えでは、解体後の給排水配管の切り回し、追い焚き配管の接続、ユニット組立業者との工程連携がポイントになります。マンションの場合は管理規約・工事可能時間の制約の中で段取りよく進める力が問われます。1件あたりの工事ボリュームが大きく、設備職人にとっては単価と経験値の両方を積める中核工事です。

洗面・トイレの交換

半日〜1日で完結する工事が中心で、数をこなしやすいのが特徴です。止水・脱着・接続と作業自体は定型的ですが、既存配管の劣化や床下地の傷みが開けてみて初めてわかることも多く、現場判断と追加提案が単価以上の信頼につながる分野です。

給湯器・電気温水器の設置

水回りリフォームとセットで発生する頻度が高く、設備職人が対応範囲に含めておくと稼働が埋まりやすい工事です。台単価制で請ける働き方もあります(詳しくは給湯器交換の職人として稼ぐにはで解説しています)。

手取りで考える — 日当から引かれる経費と月収の目安

一人親方の「日当2.5万円」は会社員の「日給2.5万円」とは意味が違います。そこから経費と社会保険・税金を自分で払うためです。主な経費は次の通りです。

  • 車両関係 — 車両ローン・保険・燃料・駐車場。現場が遠いほど燃料と時間を消耗します
  • 道具・消耗品 — 工具の更新、パッキン・接着剤などの消耗材
  • 保険 — 一人親方労災の特別加入、国民健康保険、国民年金
  • 税金 — 所得税・住民税・個人事業税。インボイス登録していれば消費税の納税も

経費率は働き方によりますが、売上の2〜3割を経費と保険・税金の備えに回すと考えておくと堅実です。例えば日当22,000円×月22日稼働なら売上は約48万円、そこから2〜3割を引いた35〜38万円前後が実質の手残りイメージです。逆に言えば、月の稼働が15日に落ちると売上33万円・手残り25万円前後まで下がる計算で、稼働日数の重みがよくわかります。

なお移動時間は売上を生みません。同じ日当でも、現場が片道30分圏に集中している元請けと、県をまたいで走らされる元請けとでは、年間の実質時給に大きな差がつきます。

単価交渉より先に効く、3つの実務の工夫

単価は交渉で一気に上がるものではなく、元請けから見た「頼みやすさ」の積み重ねで上がっていきます。すぐに実践できる工夫を3つ挙げます。

  1. 対応範囲を広げる — 給排水だけでなく、給湯器・トイレ・洗面・簡単な水栓交換まで一人で完結できる職人は、元請けにとって工程を組みやすい存在です。「この人に投げれば現場が終わる」状態が、継続発注と優遇単価の近道です
  2. 手戻りゼロと施工写真 — 施工中・施工後の写真を撮って報告する習慣は、元請けのお客様報告にそのまま使えるため喜ばれます。漏水などの手戻りが起きない職人は、多少単価が高くても指名され続けます
  3. 繁忙期の融通 — 年末や冬場など依頼が集中する時期に稼働を厚くできる職人は、閑散期にも優先して案件を回してもらいやすくなります。年間トータルの稼働で考えると、これが一番効きます

マルセイテックの協力業者募集 — 反響集客×地域密着×工事の幅

神奈川県大和市・藤沢市で外装リフォーム専門店「ガイソー大和店・藤沢店」を運営するマルセイテックは、GAISOグループ施工実績29,000件突破・Google口コミ4.7〜4.8の地域密着店です。店舗への反響集客を入口に、水回りリフォームに伴う設備工事をお願いできる協力業者(一人親方・工事会社)を募集しています。

  • 単価 — 日当20,000〜25,000円(経験・工事内容による)。一式請けは案件ごとにお見積り
  • エリア — 大和市・藤沢市を中心とした神奈川県央・湘南エリア。現場が近く、移動効率よく働けます
  • 給湯器交換も同時募集 — 台単価制の給湯器交換も請けたい方は給湯器交換工事職人の募集ページもご覧ください

詳しい条件は設備工事職人の募集ページに掲載しています。お電話(046-260-1101)でのお問い合わせも歓迎です。

よくある質問

Q. 設備職人の一人親方の日当相場はいくらですか?

設備・配管の一人親方の日当は全国平均で2.3万円前後、首都圏では2.5万円程度までが一つの目安です。経験年数・保有資格・請ける工事の内容によって幅があります。マルセイテックでは経験・工事内容に応じて日当20,000〜25,000円で協力業者にお願いしています。

Q. 一人親方の収入が不安定になる一番の原因は何ですか?

単価よりも「現場が空く期間」です。日当が高くても月の稼働日数が少なければ収入は伸びません。重層下請けの末端にいると案件量が上位の都合に左右されるため、自社集客力のある元請けと直接組んで稼働を安定させることが最も効果的です。

Q. 設備工事の協力業者になるにはどんな資格・準備が必要ですか?

給水装置工事主任技術者・排水設備工事責任技術者・管工事施工管理技士などがあると請けられる仕事の幅が広がります。あわせて一人親方労災保険への特別加入、請求書発行の体制(インボイス登録の有無の整理)を整えておくと、元請けとの取引がスムーズです。

Q. リフォーム会社の協力業者になるメリットは何ですか?

反響集客を持つリフォーム会社は年間を通じて案件が発生するため、稼働が安定しやすいのが最大のメリットです。また元請けとの直接取引なら中間マージンが抜かれず、地域密着の現場が中心なら移動時間も短くなります。

Q. 神奈川で設備工事の協力業者を探しているのですが、どんな案件がありますか?

マルセイテックでは大和市・藤沢市を中心とした神奈川県央・湘南エリアで、水回りリフォームに伴う給排水・衛生設備工事などをお願いできる協力業者(一人親方・工事会社)を募集しています。日当20,000〜25,000円(経験・工事内容による)、一式請けは案件ごとにお見積りです。

まとめ — 「高い日当」より「途切れない現場」

設備職人の一人親方が安定して稼ぐ鍵は、日当の高さ以上に、反響集客のある元請けと組んで稼働を埋めることです。独立するか会社員を続けるか迷っている方は職人は独立すべきか、会社員を続けるべきかも参考にしてください。

→ 協力業者募集の詳細は 設備工事職人ページ へ / お電話は 046-260-1101