営業職への転職を調べていると、「催事営業」「イベント営業」という言葉を見かけることがあります。テレアポでも飛び込みでもない、店舗のイベントスペースから商談が生まれる営業スタイル——実は、営業未経験の方やキャリアチェンジを考えている方にこそ知ってほしい仕組みです。この記事では、催事営業とは何か、テレアポ・飛び込みとの違い、そして実際にホームセンターや家電量販店で催事事業を展開するリフォーム会社の営業の働き方を解説します。

催事営業(イベント営業)とは?

催事営業とは、ホームセンター・家電量販店・ショッピングセンターなどの店内に設けたブースで、お買い物に来たお客様と接点をつくる営業手法です。「催事(さいじ)」はもともと百貨店の物産展などを指す言葉で、住宅リフォームや太陽光発電の分野でも広く使われています。

ブースでは、商品パネルや施工事例を展示し、興味を持って足を止めたお客様に無料相談やお見積りをご案内します。その場で契約を迫るのではなく、後日の相談予約(アポイント)をお預かりするのがゴールです。

テレアポ・飛び込みと何が違うのか

「営業はきつい」というイメージの多くは、テレアポや飛び込みといった新規開拓型の営業スタイルから来ています。催事営業は、構造がまったく違います。

スタイル会う相手場所スタート地点
テレアポ興味があるか分からない人電話断られるところから
飛び込み興味があるか分からない人相手の自宅警戒されるところから
催事興味を持って足を止めた人店内ブース会話が自然に始まる
  • 会う相手が違う — テレアポや飛び込みは「興味があるかどうか分からない人」に一方的にアプローチします。催事は、買い物に来たお客様のうち興味を持って足を止めた方とだけ話します
  • 場所が違う — 相手の自宅ではなく、お客様が自分の意思で歩いている店内。警戒されにくく、会話が自然に始まります
  • その後が違う — ブースで獲得するのは契約ではなく「無料相談の予約」。営業担当は、会う約束ができているお客様のもとへ会いに行くところから仕事が始まります

つまり催事営業は、「断られ続ける営業」ではなく、接点づくりと商談を分業した営業なのです。

マルセイテックの催事事業 — カインズ・ヤマダデンキの店内ブース

神奈川県大和市・藤沢市で外装リフォーム専門店「ガイソー大和店・藤沢店」を運営する株式会社マルセイテックは、神奈川県内のカインズ各店やヤマダデンキといった大型店舗での催事事業を展開しています。店内に催事ブースを構え、太陽光発電・蓄電池の無料相談(現地調査・お見積り)のご予約をお受けしています。

役割分担は明確です。

  1. 催事スタッフ — ブースでの呼び込み・お声がけを担当し、無料相談のアポイントをお預かりする
  2. 営業担当(リフォームアドバイザー) — ご予約いただいたお客様のご自宅を訪問し、診断・お見積り・ご提案から契約、お引き渡しまでを担当する

営業担当から見ると、催事は「会いたいと言ってくれたお客様」との商談機会を会社が用意してくれる仕組みです。ゼロから見込み客を探す必要はありません。

反響営業×催事 — 「興味のある人にだけ会う」2つの入口

マルセイテックの営業は完全反響営業で、テレアポ・飛び込みは一切ありません。商談の入口は2つあります。

  • 反響 — チラシ・ホームページ・ショールームを見たお客様からのお問い合わせ
  • 催事 — 店舗ブースでご予約いただいた無料相談

どちらも共通するのは、スタート地点が「興味を持っているお客様」だということ。営業の仕事は売り込みではなく、住まいやエネルギーの悩みの相談に乗り、最適なプランを提案することです。外壁塗装・屋根リフォームに加えて太陽光発電・蓄電池も扱うため、提案の幅が広いのも特徴です。反響営業の仕組みそのものについては、完全反響営業の解説記事で詳しく紹介しています。

働き方の実際の数字

「催事もやる営業は忙しいのでは?」と思うかもしれませんが、実際の数字は次のとおりです。

  • 1日の残業時間: 30分未満(月平均所定外労働 7時間)
  • 休日: 週休2日制(水曜・日曜)
  • 平均年収: 620万円(2025年度実績、月給+インセンティブ+賞与)
  • 定着率: 100%(2026年入社3名・離職ゼロ、平均勤続5年)

商談機会が仕組みで供給されるからこそ、営業担当は目の前のお客様への提案の質に集中でき、長時間労働に頼らずに成果を出せます。

催事営業スタイルの会社に向いている人

  • 人と話すのは好きだが、売り込みは苦手な方 — 催事も反響も「相談に乗る」営業です
  • 営業未経験からキャリアチェンジしたい方 — 接客・販売・イベントの経験はブース接客やヒアリングにそのまま活きます
  • 数字の根拠がある会社で働きたい方 — 商談機会を会社が用意する仕組みがあるかどうかは、未経験者の成長速度を大きく左右します

よくある質問

Q. 催事営業は営業未経験でもできますか?

マルセイテックの営業担当は未経験スタートが中心です。社長研修・メンター制度・社内検定と段階的な育成の仕組みがあり、応募に必要な資格は普通自動車免許のみです。

Q. 営業担当も店頭で呼び込みをするのですか?

ブースでの呼び込み・アポイント獲得は催事スタッフが担当します。営業担当は、ご予約いただいたお客様への無料相談(現地調査・お見積り・ご提案)からが仕事です。

Q. 催事のアポイントは、その場で契約を迫った予約ではないのですか?

ブースでお預かりするのは「無料相談のご予約」で、その場で契約を求めることはありません。営業担当は、お客様に期待して迎えていただける状態から商談を始められます。

Q. 催事営業で扱う商材は何ですか?

マルセイテックの催事ブースでは太陽光発電・蓄電池の無料相談をご案内しています。営業職は外壁塗装・屋根リフォームを含む外装全般の提案も担当するため、提案の幅が広いのが特徴です。

まとめ — 催事は「営業のきつさ」を仕組みで解決する

催事営業は、テレアポや飛び込みの「会ってもらうまでがつらい」という営業最大のハードルを、店舗ブースという仕組みで乗り越える営業スタイルです。反響営業と催事事業を併せ持つ会社なら、営業未経験からでも「興味のあるお客様との商談」に集中してキャリアを積むことができます。

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